第1章:なぜ「トレーラー」だったのか

1-1 建物ではなく、トレーラーを選んだ理由

選択肢としては固定店舗も建築もありました。それでも最終的にトレーラーを選んだのは、「動かせる」という一点に可能性を感じたからです。

  • 場所に縛られない
  • 使い方を変えられる
  • やめることも、やり直すこともできる

この“逃げ道がある感じ”が、これからの時代に合っていると考えました。

1-2 固定しない、という選択

固定することは安心ですが、同時に「変えられない」ことでもあります。トレーラーは完成された答えを押し付けず、変化を自然に受け止めてくれる器です。

第2章:動かせることで生まれる“余白”

2-1 余白があるから、人は挑戦できる

何かを始めるとき、一番のハードルは「失敗できないこと」です。家賃や撤退コストが重くのしかかると、人は無難な選択しかしなくなります。
トレーラーはそのハードルを下げ、小さく始めて、違ったら変えるという挑戦する気持ちを守ってくれます。

2-2 空間は“使われ方”で完成する

私たちのトレーラーは、完成品でありながら未完成でもあります。本当の完成は「使われ始めてから」だからです。店舗、オフィス、居場所、逃げ場。空間は、使われ方によって初めて意味を持ちます。

第3章:設計で大切にしていること

3-1 「こう使ってください」は決めすぎない

使う人のほうが、正解を知っている。だからこそ私たちは「余白」を大切にします。

  • 余白を残す
  • 後から変えられる構造にする
  • 制限を最小限にする

その代わり、お客様の「どう使いたいか」は徹底的に聞きます。

3-2 余白を残すという思想

全部を作り込むことは、その瞬間はきれいですが、将来動けなくなるリスクでもあります。余白は、不完全さではなく、未来への余地です。KAMERADは、その余地を最初から設計に組み込んでいます。

第4章:どんな人に使ってほしいか

4-1 正解を探している人より、試したい人

私たちが一緒に空間をつくりたいのは、「これが正解ですか?」と聞く人より、「まずやってみたいんです」と言う人です。トレーラーは、動き出した人の背中をそっと支え、応えてくれる道具です。

第5章:まとめ ― 動かせる空間は、生き方を自由にする

トレーラーは、ただの設備でも車両でもありません。それは、生き方の選択肢を増やす空間です。

  • 縛られない
  • 固めすぎない
  • 変えられる
  • やり直せる

KAMERADが「動かせる空間」をつくり続ける理由はそこにあります。もし今、少しでも息苦しさを感じているなら、トレーラーという選択が、思っている以上にフィットするかもしれません。