【この記事の概要】
キャンピングトレーラーを手に入れて、さあ旅を楽しもう・・・・・!
そう思っても、いざ使い始めると、予想もしなかった出来事に遭遇するものです。
今回は、そんな道のりを一足先に体験した先輩オーナーたちの“失敗談”と“成功談”を、彼らが実際に語ってくれた言葉で紹介します。これからトレーラー旅を始める方や、ちょっと興味があるという方にとって、きっとリアルなヒントが見つかるはずです。
読了目安時間:7〜8分
目次
- 1.「駐車場に入らない!?」サイズ感の誤算
- 2.「水が足りない…」旅先での生活インフラ問題
- 3.「家族の時間が増えた」思い出作りの舞台として
- 4.「旅の自由度が格段にアップ」ホテルいらずの安心感
- 5.初心者が意識すべき準備と心構え
- 6.まとめ
1. 「駐車場に入らない!?」サイズ感の誤算
「初めてトレーラーを引いて観光地に行ったとき、駐車場が想像以上に狭くて。切り返しを繰り返しても入らず、後ろには車がずらーっと並んでいて、もう汗だくでした」。そう苦笑いしながら語るのは、トレーラー歴1年のAさん(40代・会社員)。
普段の車と違い、トレーラーは全長が倍近くになります。初めは感覚が掴みにくく、交差点を曲がるのも駐車するのも一苦労。Aさんは「それでも何度か経験していくうちに、“どんな場所なら停められるか”がわかってきました」と話します。これは多くのオーナーが通る道。最初は広めの駐車場やキャンプ場を選ぶのが安心です。
2. 「水が足りない…」旅先での生活インフラ問題
「家族で二泊三日の旅に出たとき、途中で生活用水が足りなくなって。キッチンでの洗い物やシャワーで思った以上に水を使ってしまい、タンクが空に。山間部だったから補給場所も見つからず、結局予定を早めて帰ることになりました」と語ってくれたのは、Bさん(30代・2児の父)。
この体験から学んだのは、「水と電源は限りある資源」だということ。Bさんは「家と同じ感覚で使ってしまったのが失敗でした。今は必ず事前に補給できる場所を調べ、節約も意識しています」と教えてくれました。
3. 「家族の時間が増えた」思い出作りの舞台として
一方で、失敗を上回る感動を語ってくれたのが、ご家族でトレーラー旅を楽しむCさん(40代・主婦)です。
「最初は『トレーラー?何それ?』と冷めていた子どもたちが、今では旅の準備から手伝ってくれます。普段はスマホばかり見ているのに、夜はトレーラーの窓から一緒に星を眺めたり、みんなで料理をしたり。不思議と会話が増えて、本当に濃い時間を過ごせるようになりました」。
ホテルに泊まると部屋が分かれてしまいがちですが、トレーラーではみんなが同じ空間で過ごします。その過程で生まれる協力や会話こそが、何物にも代えがたい思い出になるのです。
4. 「旅の自由度が格段にアップ」ホテルいらずの安心感
もう一人、ペット連れの旅をきっかけにトレーラーを購入したDさん(50代・自営業)は、そのメリットをこう話します。
「これまではペットOKの宿を探すのが大変でしたが、トレーラーを持ってからは行きたい場所にそのまま泊まれるようになりました。宿泊先を探すストレスから完全に解放されたんです」。
連休やハイシーズンは宿の予約が取りづらいですが、トレーラーがあれば「空いていればどこでも泊まれる」自由度があります。急な天候の変化で予定を変えても、自分の部屋ごと移動できるので安心感も大きい。Dさんは「これは実際に使ってみて初めてわかるメリット」と実感を込めて話してくれました。
5. 初心者が意識すべき準備と心構え
先輩オーナーたちのリアルな声から浮かび上がる、初心者が意識すべきポイントは以下のとおりです。
- サイズ感を把握する: 普段の車にプラスした長さを常に意識する。
- ライフラインを節約する: 水や電気は「持ち運ぶもの」と考え、計画的に使用する。
- 荷物を詰め込みすぎない: 必要最低限を心がけ、安全を優先する。
- 柔軟な旅程を立てる: 宿を予約しなくても良い分、天気や気分でルートを変える余裕を持つ。
6. まとめ
キャンピングトレーラーの旅は、失敗も含めて“経験そのもの”が財産になります。駐車に手間取ったり、水切れで慌てたりといったハプニングは、多くのオーナーが通る道。でも、そうした失敗を乗り越えるたびに、旅のスキルも家族との絆も深まります。
大切なのは、完璧な旅を計画することではなく、どんな出来事も楽しむ心。もし少しでも「やってみようかな」と思ったなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。きっと、想像以上の自由と感動が待っています。