【燃費改善】キャンピングトレーラーのエコな走り方
投稿日: 2025年05月07日
はじめに
行楽シーズンや夏休みシーズンが近づき、他のキャンプとは一味違う楽しみ方をするのにもってこいなのがキャンピングトレーラーです。
今回は、長距離でキャンピングトレーラーを牽引する上で、不安に思われがちな燃費についてご紹介します。小さな心がけが燃費向上に役立つため、できるところから一つひとつ実践していきましょう。

目次
1. 運転方法の工夫

車の運転方法は人によって様々ですが、燃費を考える上で注意すべきことはたくさんあります。人や車、キャンピングトレーラーにとって心地良い走りはどんなものから来るのでしょうか。燃費における注意点を見ていきましょう。
急加速
想像しやすい方も多いでしょうが、急な加速は燃費悪化につながる最たる一つです。
急加速をするとエンジンの回転数が上がり、その分燃料を多く使用することになります。短い距離の間で燃料を多く消費して走行するため燃費悪化に繋がります。
できる限り急加速を避けるために、左側車線を走ることや、周りに配慮した運転をすることが急加速を避ける第一歩です。
ただし、高速道路の入り口や必要に応じた加速は、事故を防ぐために必要になります。安全第一で旅行を楽しみましょう。
また、キャンピングトレーラーを牽引する上で、急加速は通常の牽引時よりもエンジンへの負荷、ヒッチメンバー(トレーラー連結部品)への負荷がかかります。
車の寿命やトレーラー自体の寿命を縮めてしまう運転のため、できる限りないよう注意しましょう。
ブレーキ
ブレーキはもちろん必要な動作ですが、道路状況を頭に入れることでその回数は減らすことができます。
そのためには、1つ2つ先の信号を見てブレーキをかけるタイミングを予測するように心がけましょう。不必要なキーブレーキを避けることで緩やかな速度変化につながり、必要以上に燃料を使うことなく走行することができます。
→エンジンブレーキを使用する
エンジンブレーキとは走行中にアクセルから足を離した時に減速することを言います。
一般的にエンジンブレーキを使用すると、燃費が若干良くなります。「エンジンブレーキをした際、一定以上のエンジン回転数があると燃料を使わないようにできている」ためです。
これを専門用語で、燃料カット(フューエルカット)といい、効果的に使うことで燃費改善につながります。
先の信号を確認したり、カーブの動きを確認しておくことで、効果的にエンジンブレーキを使用できます。
また、キャンピングトレーラーでは荷物を多く積むことがあります。その際、荷崩れなどを防ぐためにブレーキではなく、エンジンブレーキを使用すると緩やかに減速することができます。荷崩れ防止や乗っている人の安心のためにも余裕のある走りを心がけましょう。
2. エアコンの使用

夏場の車内は非常に暑くなるためエアコンの使用が多くなります。エアコンを使うと12%燃費が悪化すると言われています(環境省調べ)。つまり、1Lの燃料で10km走行できるところを、エアコン使用時は8.8kmしか走行できないという計算です。
使用する場合は、以下の点に注意しましょう。
・できる限り窓を閉め冷気が外に逃げないようにする
・必要でない時はなるべく切る
・「外気導入」「内気循環」の切り替え
→走行開始時は社外の空気を冷やして取り入れる「外気導入」、ある程度冷えたら車内の冷えた空気を循環させる「内気循環」へ切り替えを行うと効果的に車内を冷やすことができ、燃費改善につながります。
3.タイヤの空気圧

キャンピングトレーラーと牽引車両の両方で気をつける事が、タイヤの空気圧です。
タイヤの空気圧が適正よりも低い値だと道路との抵抗が増えるため燃費悪化につながります。
また、タイヤの空気圧が適正でないと、タイヤ自体の寿命が短くなってしまいます。
空気圧を適正値にすることでタイヤの寿命を伸ばすし、燃費向上につながるため、走行前には必ずチェックするようにしましょう。
空気圧チェック方法
適正値の確認→タイヤの側面に適正空気圧が指定
空気圧の確認→ガソリンスタンドにある空気入れを使用し、適正値に空気が入っているかを確認する
フルサービスのガソリンスタンドでは、スタッフさんが確認をしてくれるためわからない方にはお勧めです。
まとめ

今回はキャンピングトレーラーでの燃費向上に役立つポイントを紹介しました。
これらのポイントは普段の運転でも役立つ大事な要素です。これを機に日頃の運転も見直してみましょう。
また、急加速、急ブレーキは状況に応じて必要なものです。危険回避のため、柔軟な理解で運転するよう心がけてください。
安全運転でお休みの日の楽しいキャンプライフをお送りください。