軽自動車で牽引はできる?あなたの車でキャンピングトレーラーを楽しもう
投稿日: 2025年03月19日
はじめに
「キャンピングトレーラーで気軽に旅を楽しみたいけれど、大きな車を持っていない…。」そんな方に注目されているのが、軽自動車で牽引(けん引)するキャンピングトレーラーです。
維持費の安さや取り回しのしやすさが魅力の軽自動車でも、750kg以下の小型トレーラーなら普通免許で牽引が可能。週末のキャンプや長距離旅行など、さまざまなシーンで活躍します。
しかし、軽自動車での牽引にはいくつかの注意点もあります。適切な車両選びや法律の理解、必要な装備の準備など、安全に楽しむためのポイントを押さえておくことが大切です。
あなたも軽自動車と一緒に、自由なアウトドアライフを始めてみませんか?

目次
1. 軽自動車でキャンピングトレーラーを牽引する魅力
コストを抑えたキャンピングライフ
・車両価格が安い
・維持費が低い
・燃料代を節約
コンパクトで取り回しやすい
・狭い道路も楽々
・駐車スペースの確保が容易
週末にしか使わない方にとってキャンピングトレーラーを使わない日には取り外して身軽に動けることもポイントのひとつです。
2. 牽引できるトレーラーの重量計算

ブレーキなしのトレーラーの場合、軽自動車で牽引できる重量には以下のルールがあります。
トレーラーの総重量 ≦(牽引車両+55kg)÷2
例えば人気のハスラーハイブリッドGであれば、重量は820kgなのでこのような式になります。
(820kg + 55kg) ÷ 2 = 437.5kg
となり、車両重量473.5kg以下のキャンピングトレーラーを牽引できる計算になります。
3.牽引に必要な免許と法律の確認
軽自動車でキャンピングトレーラーを牽引する際は、道路交通法の規定に基づいて適切な免許と装備を整える必要があります。前項のトレーラー重量を踏まえて、以下のポイントを押さえておきましょう
免許の種類と必要条件
トレーラーの重量 | 必要な免許 | 条件 |
750kg以下 | 普通免許 | 牽引免許不要。ただし軽自動車の牽引能力内であること。 |
750kg超〜2,000kg以下 | 牽引免許 | 普通免許+牽引免許が必要。軽自動車では不可。 |
2,000kg超 | 大型牽引免許 | 主に大型トレーラー向け。軽自動車は対象外。 |
軽自動車の牽引能力の確認
車両の「最大牽引能力」は車種によって異なります。一般的には 350kg〜500kg が目安となります。
※実際に荷物を積載したトレーラーの総重量が、この最大牽引能力を超えないよう注意しましょう。
注意点
速度制限:トレーラーを牽引している場合、法定速度は 80km/h に制限されます。
4. 牽引装備と必要な準備

軽自動車でキャンピングトレーラーを安全に牽引するためには、適切な装備を整える必要があります。以下の装備を確認・取り付けておきましょう。
必要な牽引装備
・ヒッチメンバー:車両とトレーラーの連結部分(車検対応も確認)
・灯火類の整備:ブレーキランプやウインカーを装備し、車両と正しく連携する必要あり
・慣性ブレーキ:750kgに近い重量を牽引する場合には装備を検討。(ブレーキ時にトレーラー側でも減速する仕組みで、車両への負担を軽減します。)
まとめ
軽自動車でキャンピングトレーラーを牽引するスタイルは、コストを抑えながら気軽にアウトドアを楽しみたい方にぴったりです。
ご自身の車と照らし合わせたトレーラー選びをして、安全にアウトドアライフを楽しみましょう。